離島の賃貸物件の家賃相場は安くない

「海や自然を感じて生活をしたい」。そう考える人のなかには離島暮らしに憧れを持つ人も多いかと思います。離島生活を始める上でまず用意しなければならないのが住居です。

離島の賃貸物件の家賃相場はとても安いと思っている方が多いかもしれません。しかし、実際の家賃相場は、都市圏と比較してそれほど安くありません。1Rや1Kの賃貸物件でも、通常では月に4万円前後は必要です。決して高いという家賃ではありませんが、一般的に離島での給与水準は都市部と比べて低くなるため、生活費における家賃割合が高くなります。予定している給与額によっては、生活を圧迫する可能性があるので注意してください。もし離島で安く賃貸物件を探すのであれば、空き家バンクも検討してみましょう。戸建てでありながら一般的なアパートより安価で入居できる場合があります。

離島の賃貸物件はダメージが大きいことがある

離島は周囲を海に囲まれているため、潮風や風雨によって建物が傷みやすいという問題があります。特に、長い期間にわたって入居者がいなかった賃貸物件は室内や外壁の傷みが進行していることがあるので注意してください。離島で賃貸物件を探す場合には、内見をしっかりとして、物件に問題のある傷みがないか確認することをおすすめします。しかし離島は出向くだけでも大変なので内見ができないという方も多いでしょう。そんな場合には、賃貸業者や大家などに依頼して、室内の様子や気になる部分を動画や写真で撮影してもらうとよいでしょう。

また、一見するときれいな建物であっても、見えない場所のパイプや金属部分が腐食していることもありえます。入居の際には室内に問題がないこと、設備がきちっと動作することを確認してください。もし問題がある場合には、当初から問題が存在していたことを大家や賃貸業者に確認してもらうようにしましょう。