物件周辺の安全の確認

大自然で囲まれた場所で暮らしたいという理由で、山間エリアの賃貸物件を探す時の大事なチェックポイントの一つが安全性です。自然が豊富な地域は都市部に比べて天候の影響を受けやすいと言われています。1年を通して降雨量が多い地域では、長雨による土砂崩れ、川の氾濫などで自宅が被害に遭うというケースも多いのが実情です。賃貸物件は自然災害など入居者に落ち度がないトラブルの被害は保険が適用されますが、仮にお金を受け取れても思い出の品などは買い戻せません。物件を選ぶ時は、周辺環境をくまなくチェックして安全性を確かめることが基本です。自然災害だけでなく、猿や猪など生息している野生動物の被害事例も調べておく必要があります。

移動手段とルート確認

大自然に囲まれたエリアでの生活において、頭を悩ませる人も多いのが移動手段の確保です。山間部は電車やバスなどの公共交通機関はもちろん、タクシーなども殆ど走っていません。自家用車やバイクといった自力で移動できる手段を確保できないと生活が難しいのが実情です。運転免許を持っていない人は、最低でも自転車くらいは用意しておかなくてはいけません。山間部は民家も少なく街灯も整備されていないため、夜は月明りだけが頼りになることもあります。山での暮らしに慣れるまでは、夜間の不要不急の外出をしないことが基本です。とはいえ、仕事などで帰宅が遅くなることもあるので、物件を探す時は昼夜を問わず安全に移動ができるかどうかも大事なチェックポイントになります。